『交通安全講座 Vol.28』 ~橋梁点検~
大変ご無沙汰しております。
久しぶりの交通安全講座が帰ってまいりました(笑)
しばらく多忙が続いていたので新たなネタ探し&投稿準備ができませんでした^_^;
本日は、誰もが通る「橋梁(橋)」にスポットを当てます。
弊社の業務の中に「橋梁補修工事」と言うものがあります。
これは、痛んだコンクリート構造物を補修する工事なのですが、この工事を行う前の日常の点検業務が今回の講座です。
この日常の定期点検は、損傷状況の把握、対策の判定、それらの結果の記録を行うことを目的にしています。これは、車や人といった利用者や第3者、近隣の安全と円滑な交通を維持する上でとても重要な仕事です。(弊社はこの業務はやっていません)
損傷個所があれば、どんな工法で補修するのか、若しくは交換するのかといったことを判断しなければなりません。
その点検方法ですが、写真にあるように基本的に「ヒト」が直接目と手で判断します。
瀬戸大橋等に代表される吊り橋は、写真(上)の主塔(高いところで300m以上)から点検しながら歩いて下りていくんです!!(どんな高額を貰っても私にはできません)
ボルトの緩み、ワイヤーの損傷、その他様々な情報を収集していきます。
また、利用者は見ることのない橋の裏側や橋脚も「ヒト」が確認します。
写真(左下)はブリッジチェッカー(橋梁点検車)を使い、裏側へと潜っていき、コンクリートのクラック(ひび割れ)や損傷個所の確認等を行います。
高速道路でよく見かける作業風景です。
写真(下中央)は、塗膜が剥がれ錆が発生することで鋼材が腐食してしまうので、その確認を行っています。
このように『全ての人と車の安全を守る』(←弊社のコンセプト)ために、ひっそりと命懸けで働く多くの人たちがいるんです!!
皆さんが何気なく走っている道路や橋は、こうした裏方が存在するから維持できています。
年末や年度末は、皆さんには無駄に見える工事も多く、あちらこちらでの工事が原因で渋滞にもなりますが、全ては皆さんが安全に生活できるために行っています。
どうか、こうした思いを汲んでいただき、今後ともご協力いただけると幸いです。
