お蔭さまで、本講座も10回を迎えました!
ま、大した講座ではありませんが、皆さんの雑学になればと思いつつ、仕事のPRにもなればとも思いつつ。。。
さて、今回は「排水性舗装と排水性舗装用ライン」についてです。
雨天時に高速道路や一般道を走行中、急に前の車両からの水しぶきが無くなったり、タイヤノイズが小さくなったりした経験はありませんか??
これは、排水性舗装(高機能舗装や低騒音舗装ともいう)と呼ばれる特殊な舗装が施されているからなのです!!
構造は、粗くしたアスファルト(表層)の下に遮水層(不透層)を設けて、路面に滞留する雨水を積極的に道路の両側にある側溝等の排水構造物へ排水する舗装なのです(*^^)v
走行車両による水はねや水しぶきの緩和による視認性の向上、ハイドロブレーニング現象の緩和等の効果があります。
また、排水性舗装は空隙が多い舗装なので、路面とタイヤで発生する走行音が拡散されることによる低騒音効果もあります。
これらの舗装の上に引くラインにも工夫がなされており、アスファルトの排水機能を損なわない特殊な材料で施工します。
通常の材料より高粘度なもので、ラインの材料自体がアスファルトの表面で固まるよう作られています。
このように、ドライバーの視認性や安全を確保しつつ、住宅街などにおいては騒音の防止にも役立っています!!
皆さん知ってました??色んなやさしさを考える我々です(^-^)

